注文住宅の打ち合わせでは、キッチンや浴室には時間をかけても、洗面化粧台はカタログから何となく選んでしまいがちです。しかし洗面所は、朝の身支度・歯みがき・手洗い・洗濯・掃除と、家族全員が1日に何度も使う場所です。ボウルの素材や収納の使い勝手は、住み始めてからの満足度に直結します。
洗面化粧台は大きく分けて、メーカーがサイズや仕様をパッケージ化した既製品と、カウンター・ボウル・水栓・鏡を一点ずつ組み合わせる造作洗面の2つの方向性があります。既製品は清掃性と収納が作り込まれていて価格も読みやすく、造作はデザインの自由度が高い反面、清掃性や予算管理に注意が必要です。
もう一つ知っておきたいのが、設備選びとハウスメーカー選びは切り離せないという点です。多くのハウスメーカーは特定メーカーの洗面化粧台を「標準仕様」として採用しており、そのグレードや選べる範囲は会社によって大きく異なります。標準で三面鏡やタッチレス水栓まで含む会社もあれば、最小構成からのオプション積み上げになる会社もあります。だからこそ、各メーカーの個性を理解したうえで、自分の希望が標準で叶うのかを見極めることが大切です。
この記事では、洗面化粧台の主要4メーカー(TOTO・LIXIL・Panasonic・タカラスタンダード)と造作洗面という選択肢を、順位をつけずにそれぞれの個性で比較します。
